インテグレーティッド・ヒーリング プロトコルにまつわるセッションを紹介する、シリーズ第一弾です。
サバイバルモードとは、私たちの潜在意識に太古から備わる防御機能。
人間が今の文明に住む前、まだ大地に暮らしていた時、この機能はとても役に立っていた。例えば食料を得るために山の中に入って、お腹を空かせたクマや、敵対する他の部族に遭遇した時。この機能は自分が危険である事を察知。
「ヤバイ!!!」ってやつ。
そして「この危険から逃げるか?それとも全力で戦うか?」という判断を一瞬でする。
この反応は私たちからしたら完全に「自動的」だ。
なぜって潜在意識の情報処理スピードは、私たちの意識より200万倍も速いから。ここで頭で「ええっと、どうしたらいいの~?」なんて考えていたら食われてしまう。( ̄ー ̄ )
その0.000,000,001秒の間に潜在意識は思考の代わりに状況を判断、血中のストレスホルモン放出、手足の方に血液を集中させて、全力で走る/戦えるように準備。
と、命を守るスーパーヒーローなのだ。
しかし。
現代の私たちの生活で言うと、これはどういうことになるか?
前置きは長かったですが、自分が経験したセッション例です。
インテグレーティッド・ヒーリング を始めて間もない頃、私はどうも自分が必要以上に、「知らない人と話す」という事に抵抗を感じていることに気づいていました。
ここアメリカに住んでいると、よく知らない人とあたかも古い知り合いであるかの様に話すことはフツウだ。
それでも私はスーパーマーケットの中で知らない人に話しかけられたり、顔は知っているけど知り合いとまではいかない人と話す時など、一瞬で体が硬直する様な感覚が走って、「あー早くこの場から立ち去りたい!」という脈略のない衝動に駆られていました。
で、ある時これについてお友達のプラクティショナーとセッションをしてみた時のこと。
潜在意識から何が出てきたかと言ったら、この「サバイバルモード」。
「うん??」とよく意味が飲み込めなかった私。
探っていくと、いくつかあるサバイバルの種類の中の「抑圧」を体が示している。
「抑圧・・・?」
まだ意味がつかめない私に、プラクティショナーが年齢退行で原因となる出来事があった年を特定してくれた。
それは15歳。
あ。思い出した・・・
15歳の時。それまで学校でピアノを専攻して約10年の間毎日練習していた私。
ところがある日学校から帰ると、突然母親が
「ピアノはやめて、今日からあなたは作曲専攻です。明日から作曲の先生のところに行く予約をもう取ってあるからね」
と宣告したのだった。
彼女の事を悪く言っているのではない。彼女は子供である私の将来を見据えて、自分が最良と思う選択をしただけだ。
ただそこに、子供本人の意思は全く考慮されていなかったのだ。
その状況にあった私の心は、完全にカオスだった。
怒りと、悲しみ。
どんなに説得しようとしても、母親は全く耳を貸さず、逆にそうでなければ学校へは行かさないと脅すように言った。
若かった彼女は子供にベストを尽くそうと必死だったのだろうと今では分かる。
そして当時そんな事情はサッパリ分からなかった私の潜在意識の中に、このサバイバルモードがプログラムされた。
「通じ合えない人と会話することは、自分にとって危険で、無駄な事だ」
私は成長し大人になった訳だが、潜在意識のプログラムは一度起動したらなかなか止まらない。あの時のプログラムは、生活の中で私が知らない人と話す度に「自動的に」作動し続け、「危険、逃げて〜!」と、要らんストレスを私の体とココロに生み出していた。
命を守るスーパーヒーローも、いい加減に超過保護。もういいってば。
インテグレーティッド・ヒーリング でプログラムを解除して、その翌日。
たまたまスターバックスでコーヒーを買っていた私に、
「この新しいやつ、すごく美味しかったんだよ!」
と話しかけてきた男性。
「へーそうなんだ!じゃあ次はそれにしてみようかな~」
・・・うん?
知らない人と話す時の、あの抵抗感がない~~~。
全くフツウに、会話できる自分がいた。
軽くなるって、いいね。
人生で余計なストレスを生んでいるのは、自分の中かもしれませんね・・・
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