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​ストレスの仕組み

私たちがストレスを感じる時、脳は一瞬で警戒体制に入ります。太古の時代、人間のストレスは命に関するものでした。例えば熊やトラに遭遇した時などです。

すると

扁桃体(脳の一部)がその危険を察知→

ストレスホルモンを放出する指令を各部に出す→

  • コルチゾール、アドレナリンが出る

  • 筋肉が緊張

  • 血圧・心拍数を上げる

  • 体の中心から血液を四肢の方へと押し出し、トラの脅威から全力で走って逃げる、もしくは闘えるように準備

緊張でお腹のあたりが気持ち悪くなったりするのは、そのせいです。

ところが現代の私たちの日常で遭遇するストレスとは、「十分なお金がない」「あの人からこんな事を言われて傷付いた」など、毎日延々と繰り返し起こるものへと変化しました。

ここで問題なのは、私たちの脳はそういったストレスを感じる度に、警戒体制に入り、体はストレスホルモンを放出し続けるという事です。その間、体の健康を保つ重要な役割である「細胞の修復、免疫の強化」はずっと後回しです。

なぜって、潜在意識はその危険がトラであろうと嫌味な上司であろうと、区別をしないからです。

危険の回避に全てのエネルギーが注がれます。しかしその状態が長く続けば、残念ながら病気になるのも納得がいきます。

EFTは元々ロジャー キャラハン医師が開発したTFTと呼ばれるタッピングのテクニックを、ゲアリー クレイグ氏が現在の形にしたものです。

現在の医学的な研究で明らかにされているのは、EFTでツボを刺激する事で、その出来事にネガティブな感情をくっつけている扁桃体に、今は安全だというシグナルを送り、更に大脳辺縁系に「この出来事はもう危険ではない」という情報を上書きさせ、落ち着かせる効果がある事です。

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